確か8年前に「駒桜」という桜を見に行ったとき、直売所のおばさんから数粒の「ヒオウギ」の種を頂いた。そのときはヒオウギアヤメと勘違いをしていてアヤメの咲くのを楽しみに早速種を蒔いた。どうも葉の様子も違うし、時期になっても花も咲かない。がっかりしていると、夏にごらんのような葉からは想像できない可憐な花をつけていた。お客様から「ヒオウギが咲いていますね。」といわれはヒオウギの存在を知る。「間違えていてごめんなさい。あなたはヒオウギなのね、今度からはあなたの正しい名前を呼ぶわ。」と言ったからか、機嫌を良くしたのか年々仲間を増やしている。名の通り、桧扇を開いたような姿は、花に似ず、すこぶる逞しい。私似かな?。