名前に惚れて

 日曜日に鬼怒川温泉に中学の同窓会があって行ってきた。50年ぶりに会う友も沢山いる。でも会った瞬間にあのときに戻れる。同窓生という関係は摩訶不思議なものだ。

 行く途中時間があったので道の駅を覗き、キキョウの苗を買う。秋の七草に興味があり、数種を植えている。でも、キキョウはアサガオかもしれないという説もあり、花の姿が整いすぎているのがいささか引っ掛かって植えないままだった。

 しかし、キキョウの花弁に蟻がつくと、蟻酸で花弁が赤く変色するところから、「蟻の火吹き」の別名があることを知り、途端に好きになった。あの小さな蟻が、きっとふんぞり返って己の力を自慢げにひけらかして、怪獣のように火を吹いている姿を想像したら、蟻が可愛くてたまらないし、命名者の粋な計らいに敬意もしょうしたい。早速庭に植えて開花を期待。「蟻の火吹き」を見てみたい。

at 20:28, オーナー, -

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