我が家でも

 
例年より一週間ほど遅れたであろうか、木々の中、半日陰くらいの所に山百合が咲きだした。車で、しかもエアコンなどをつけて走っていては全く経験できないが、けっこうな芳香が辺りを漂う。ここ数日雨でかなり湿度が高い。こういった状況に漂う香りは姿の怪しさとあいまって、「妖艶」を演出するように思う。我が家でも繁殖させて、やがては周囲の野に移植して、山百合のゆれ、香る世界をつくりたいと思って、今は庭で栽培中。その花が咲出した。庭には山百合は似合わない。郡山や、福島の公園ではライトアップで見せているようだが、百合はせいぜい月光程度で留め置くべきでは、と思う。我が家の百合を早く野に放ち、月光で眺めてみたいと思う。

at 13:05, オーナー, -

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材料に恵まれて

 
昨日届いたブル−ベリ−をジャムにした。今年は猪苗代産。日本の物は生食用の物が多く、レモンなどの酸を加えないと凝固しない。しかし今年のものは、適度の酸味で、基本の25パ−セントの砂糖の量でちょうどよかった。私がジャムを作るきっかけとなったのはブル−ベリ−のジャムだった。市販のものは甘めにしあげるので、どうしても凝固剤を添加しないとジャムにならない。その加減が過ぎたものが多く、寒天かゼリ−を食べているような食感がたまらず自分で作ることにしたのだ。ジャムは完成すると元の半量程度になる。市販のものは、その減料分を補うために凝固剤を入れているのかもと疑いたくなるくらい硬く、食味がうすい。季節ごとのよい材料と出会い、お客様にジャムでも季節を感じてもらえたら、それも一興かなと思う。

at 20:54, オーナー, -

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忙しい・・・

 
この季節、一斉にジャムの材料が出回る。会津では杏を丸ごと砂糖漬けにして食す習慣があり、たくさんの杏が出回る。梅も砂糖漬けにするから砂糖漬けの食文化があるのだろう。この杏、ジャムに仕立てるとごらんの様にすこぶる鮮やかなオレンジ色に仕上がり、食欲をそそる。酸が強いので種を取って煮るが、それでも他のものよりかなり多目の砂糖を使う。その分照りもよく出て鮮やか。今日はブル−ベリ−も届いたので明日はブル−ベリ−のジャムを作らなくてはならない。この後砂糖に漬けて一晩置かなくては・・・・。-

at 15:07, オーナー, -

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ステ−ジは、完成しました。

 
今年もヨツバヒヨドリが開花した。この地ではこの花だけで吸蜜行動をとる、アサギマダラという蝶が遠く奄美諸島喜界島から約2000キロの旅をしてやって来る。過酷な優秀な種を保存しようという、自然淘汰のシステムなのだろうか。我が家にも数頭やってくるがグランデコスキ−場に群落があるので其処には多くが集まる。そして交尾をし、イケマという植物に卵を産みつけ秋にはそれらが喜界島を目指して旅立つ。彼らの浅葱色の姿と、グライダ−のような優雅な飛行スタイルは、乱舞という言葉がふさわしい。花のステ−ジで舞い踊る君に早く出会いたい。古い話で恐縮だが、スティ−ブマックイ−ン主演の風のささやきという映画の冒頭のグライダ−の飛行シ−ンと音楽が彼らの姿を見ると思い出される。

at 11:50, オーナー, -

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ポニ−テイルがいっぱい

 
山際の少し水が染み出しているような所に、この時期「オカトラノオ」が群生し白い小花を房状につけて風に揺れている。古人は「虎の尾」と見立てたようだが、揺れている様は私には、ポニ−テイルを想像させる。昔読んだ雑学文庫的本に、ある女性の服飾評論家が「男は押並べて、ポニ−テイルに惹かれやすく、女性の武器として有効だ」と書いてあったのを思い出した。私も男、ポニ−テイルに惹かれやすいのだろうか。世の男性諸氏ははいかがであろうか?白い花房が風に揺れる様は確かに涼しげで、惹かれることは確かであります。

at 17:11, オーナー, -

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寝てたのに〜

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今年はいつもより早くホタルたちが我が家にやって来ます。蛍狩りのお客様の体を利用して旅をしながら間違えて家の中に入ってきてしまうウッカリさんがいるものです。睡魔に襲われてそのまま我が家で1泊して私に発見されると、このように外の葉に戻してもらえます。今回の彼は階段の踊り場で寝ていました。大きさから言って源氏君でしょうか.[短い命を大切に」送り出してやりました。

at 13:49, オーナー, -

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新規参入

 
基本的に我が家の庭は、畑の要素が強い。根が食いしん坊だからだろう。今年は「猿梨」を植えた。山に自生するが数も少なく、国立公園内、山採りするわけも行かず、気になっていたもののひとつだが栽培の苗は市販されていない。数年前、道の駅で果実が販売されていた。生産者は大塩の五十嵐さん。旧知の間柄でであるので、苗を分けていただいた。成果物でなく、苗というのは気が引けて数年言い出せなかったが、やっと言ったら快諾で、ほっとした。外見は指先サイズのキ−ウィ-で、中も、味も全く一緒。何でもジャムにしたがる自分ではあるが、小さいので、皮をむくのもえらいし、加熱すると色も悪いので、食用にはしがたい。食べないものを植えるのは若干意に反するのだが、これだけはなぜか欲しかった。来年は活着して、少し実生りを口にして、後は鳥にでも食べてもらえたら五十嵐さんにお礼返しが出来るかなというところです。

at 14:39, オーナー, -

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驚異の生命力

 
其処彼処で山百合の開花の情報が聞かれる。我が家の山百合の様子も蕾くらいは膨らんだかとご機嫌伺いに行く。するとなんということでしょうか(少し、ビフォアアフタ−調)、4月に発芽前の百合根を踏みつけないように、囲った杭の様子がへん。昨年11月に枝下ろしをしたブナの細いところを4本を杭にして棕櫚縄で囲ったのだが、その中の二本がなんと葉をつけている。昨年の冬芽がひらいたに違いないが、それにしてもかれずに今も瑞々しくいるのは驚くばかり。ふゆの間組織は死滅せずに過ごし、春木の養分と地中の水分で生きているということか。これで、根を出したらと想像したら可笑しくなった。もしも、挿し木が出来たならそのときはご報告をいたします。「まさか」、「ですよね」。

at 15:07, オーナー, -

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今日が初めて

 
今日、福島も気象庁が梅雨明け宣言。昨日は雨天で中止となった観光協会主催の「ホタルの鑑賞会」も実施された。我が家がもプラン参加している「夜遊びオプショナルツア−」もホタル鑑賞、ザリガニ釣りなどをお客様も堪能し、ご機嫌でご帰還。裏磐梯の夏も本格的に始まったようだ。夜11時に露天風呂の電気を消しに行って、帰って来てドアを開けようとすると、ホタルが1匹我が家にもお出まし。我が家には例年、8月に入ってからホタルが来るのだが今年は少し早い。ちなみに画像の中央で光っているのがホタルであります。これから晴天が続きホタル日和も続くことをホタルのためにも願うばかりなり。

at 23:15, オーナー, -

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初めての味が教えてくれたもの

 
新発見の楮の実をジャムにしてみた。かなりの甘さなので、いつも20パ−セント前後にしている砂糖の量を18パ−セントに抑える。独特の粘り気あるのだが、酸味が全く無いので固まらないだろうし、間の抜けた味になりそうなので、500グラムに対して、レモン1個を入れる。味にこくが無い。少しづつ砂糖の量を増やす。納得の味になったのは砂糖25パ−セント。一般的なジャムのレシピでは25パ−セントなのだが、そのまま味わえるジャムを目指しているので、我が家では20パ−セントを超えたことは無い。素材も、砂糖の量も初めての味。果実の中の種は少し大きめなので食感が気になったが、硬くは無いのでそれほど主張せずそこそこであった。新しいジャムの世界を教えてくれた楮の実に感謝したい。

at 19:49, オーナー, -

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