2011.01.31 Monday
静寂
降雪で水温が下がり、湖面が凍結し、凍結した湖面に降雪し、自重で湖面が下がり、浸水した雪が凍るということを繰り返し、桧原湖はスノ−モ−ビルが走行できるほどの湖面の凍結を生む。しかし今年は、一回の降雪が大量であったため、雪の保温効果で浸水した雪がなかなか凍らずに、全面凍結に少し時間が掛かった。画像の所はわかさぎ釣りのポイントではないため人の気配は全く無い。何ものの営みを感じさせない空間、時間も冬の楽しみの一つと思える。江戸時代の人々も何も無い雪野原に雪見といってわざわざ出かけたそうだ。この静寂を色々な形容詞で飾りたい衝動はあるが、私の粗末な脳内国語辞典では対応不能でもあるし、なにも形容しないことがふさわしくも思える。桧原湖の氷の原です。