屋根でよかった。

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数日の好天と、今日の降雨で雪崩rが発生。といってもご覧の通り、露天風呂の屋根です。お客様がいらっしゃる前で、直接的な被害は全くのゼロ。通路が狭くなり、風呂に行けなくなったので、旦那は人力で除雪をしていた。「こんなこともあるんだなあ」と傍観者のような感想を持ったが、これが、お客様を直撃したら、ゲレンデで発生したら、と考えたらこわくなった。「屋根でよかった」。雪崩の報告です。天気が良すぎるのも困ったものです。冬は冬らしく・・・かな?

at 17:49, オーナー, -

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この時期ならでは

 
春先のような好天気が続いている。この時期ならではの景色がこれだろう。枝尾根と言うのだろうか、いくつもの背の部分の雪が解けて、谷の雪だけが残る。将に山襞(やまひだ)と言う名称が納得できる景色が見られる。木々に葉のあるときには全体が緑で覆われ、襞は分からない。この山襞がどのように形成され、そこにどのような生き物の営みがあるのかと考えたら楽しい。襞の一つ一つに、例えば、南面2番襞、住人ツキノワグマ「南面太朗君」、東面1番襞、住人カモシカ「東面花子さん」何て住所と住民票があったらなんて少しはしゃぎすぎでしょうか。

at 15:54, オーナー, -

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白いキャンバス

 
今日も快晴。普段は何も思わないのだが、部屋の掃除をしている最中に外を目をやると、陽光が強いため、木々の姿が雪の上にくっきりと映っている。盆栽を眺めているわけではないので、樹形など全く気にしたことは無い。でも彼らの姿は将に彼らの履歴書だろう。発芽以来、周囲の環境に適応しながら、戦いながら、争いながら、そして様々な気象条件の変化に、敏感に、鈍感に適応した履歴が、樹形に現れているはずだ。これからは、彼らに敬意を表しながら、時にはしっかりと眺めてやらなくて。同居人としては当然の責務であろう。

at 11:23, オーナー, -

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奥さんは狼女

 
昨日、今日と2月には珍しく快晴。夜、望月が白銀の光の矢を射る。季節によって月は様々な矢を射るが、個人的に春の水芭蕉を照らす妖艶な光と共に、冬の透徹な光が好きだ。しかし厳しすぎる射光を受け止めるのは少し辛い。奥さんは強靭な心を持っているからだろうか、それとも狼女なのか、望月に心を躍らせている。冬でもタヌキは満月に宴会を催すのだろうか、寒いのに・・・

at 20:21, オーナー, -

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私には春一番かな

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お客様のHさんから花を頂いた。白いストックとピンクのスウィ−トピ−が将に春を感じさせる。両親が千葉の館山に住んでいた頃は、1月に菜の花が咲き、駅前の花壇にはポピ−が咲いていた。ここに住んでからは世間並みの春を忘れている自分に気付かされる。久々に春色という言葉も思い出されて、「うふふ」の時間を過ごすことが出来た。ちょっとはしゃがせてくれた花たち、Hさん ありがとう。

at 18:18, オーナー, -

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将に童心にかえって

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この連休をご利用なさって遠く京都より来訪のYさんカップル。今日はスノウシュウトレッキングに出かけた。さぞお疲れと思っていたら、帰って来てすぐに雪だるまを作り出した。雪と日中過ごしたからだろう、雪がお二人を童心にかえらせてくれたようです。裏磐梯の雪は粉雪なんでこのように固めるのにはさぞかしご苦労なさったと思う。お二人のがんばりにご褒美と言うか、私も少し童心にかえって、お腹のところにキャンドルを灯して、一緒にはしゃがせて頂いた。旦那は日ごろ雪と戦うような感じで除雪をしているが、「偶には遊べよ」と言ってあげようかと思いながら、パチリ。雪は楽しいのだから。

at 17:14, オーナー, -

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冬の味覚です

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知り合いのわかさぎ釣りのお店から、お客さん経由でわかさぎが届きました。ステンレスのバットで光が反射してしまっていますが、実物は背のところの鱗が虹色に輝いてとてもきれいです。生は小さな魚体に関わらずきゅうりのような強いにおいがしますが、油で揚げると魚のにおいは全く無く、」骨も柔らかいので丸ごと食べられます。いつもは唐揚げにします。昨年は軽く塩をして、丸干しにしました。たくさん取れると南蛮漬けにもするというので、それにしようと思います。お客様の食事は作るのに、自分たちの食事には全く手を出さない旦那ですのでこれは私の仕事になりそうです。

at 16:47, オーナー, -

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こんなかたちに

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先日S家の奥様から頂いた「陳皮」がやっと陽の目を見ました。最初に思ったとおり、チョコレ−トケ−キの中に混ぜ込んで見ました。今日のお客様のデザ−トになる予定です。初めてなので、心配性の私としては少し控えめ。旦那はインパクトが欲しいからもっと入れろと言うが、私には出来ない。「私は石橋を叩いて、誰かが渡ってから渡るタイプなのだ」。一口ごとに食べた後に口中に爽やかな酸味と香が広がり、チョコレ−トの重さを和らげてくれ、これはアリです。旦那には内緒だがもう少し量は増やしてよいかも。旦那はバレンタインデ-だからおれにもこれを作れと言うがそんな気はさらさら無い。

at 12:23, オーナー, -

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手と手が繋がって


これは銀杏の外側の硬い殻を剥いた状態。明日の銀杏のス−プのトッピングにするつもり。銀杏自体、味、香にさほど強いものは無いので、ポタ−ジュにすると個性が消えがち。それでこれは銀なんですよとお知らせするつもりで、丸のままで少し入れたい。この渋皮を剥くのもなかなか手強い。銀杏は実の果肉の部分をにおいに負けずに除去し、十分に洗って乾燥させる。それを専用ペンチで割り、剥いて、などなど銀杏は手間のかかる食材である。この銀杏は毎年長兄が自分で取って送ってくれる。兄の手から私の手に繋がって一品へと繋がる。手間仕事と言う言葉は私世代にはどこか苦労と言う言葉が付きまとうが、今は非日常の手間を楽しむと言う雰囲気がある。「良い時代になったものだ」と年寄りは言っておきます。つい先日行きつけの床屋さんからも銀杏が届いた。これは塩煎りして食べてみようか。遠い昔を思い出して。もちろん炭火で。

at 13:35, オーナー, -

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やっと出来上がり

 
昨日一気に作ってしまう予定だったが、根気強さ「C]評価の私としては、想定の範囲以内2日がかりでやっと完成。言い訳めくが、一晩以上水に晒して皮のあくを抜いたからか、例年よりすっきり感が増して、より春一番の味に仕上がったっと自画自賛。こうして根気強さの無さはどこかに吹っ飛んで行ってしまうということです。「今週末にお客様に我が家の春一番をご提供するのだ。」とテンション上げて根気強さのことは最早何処にも存在しません。

at 18:32, オーナー, -

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