元気をいただいて

 
我が家の二次避難の被災者の方お二人も今月末をもって借り上げ住宅に転居する。その方が「浪江町がんばっぺ金魚」を我が家住人バ−ジョンで作ってくれた。被災者の方のほうが私などより多くの困難を抱えているはずなのにはしゃいでくれている。この気持ちにお応えするのは、自分の仕事、宿を訪れていただくお客様に、快適な非日常をご提供することであろう。元気をいただいたお礼返しをしなくては。

at 15:30, オーナー, -

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「パクリ」

 
和歌の世界には本歌とりという優れた技法があるが、句の世界にはそんなことがあるのかは浅学の極みの自分には分からない。そこで秀句の「パクリ」ということで、「野ブドウに階段とられて回り道」と詠んでみたがいかがでしょうか。それはさておき、野ブドウは最近その薬効が注目され始めて、自分も興味を持ち、ここ数年その採集をしている。2年前にその一枝を挿し木した。雪でどうせ育たないとたかをくくっていたらこの有様。小さな実をたくさんつけている。果たして結実して、成熟するかはあやしいが今は毎日見守っている。玄関への最短ル−トが遮断されたのはちょっと困りものではあるのだが・・・・。

at 16:22, オーナー, -

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今年は少し変?

 
S氏の別荘のブル−ベリ−もそろそろ終わり。今年も2キロほどいただき、十分に生食。少し視力が良くなったかも。残りは冷凍にしてお客様にご提供のつもり。例年ならば7月上旬に源氏ホタルが、中旬以降、7月末まで平家ホタル、そして8月には気まぐれホタルが我が家の周辺をちらほらというのが定番であった。今年は2週間ほど遅れているようで、7月下旬から今頃まで源氏が飛び交い、昨日などは平家の幼虫がたくさん木に登り、点滅をしていた。セミも6月が最盛期で、7,8月はほとんど鳴かなくなっているのにまだ鳴いている。何でも原発のせいにしたがるむきもあるようだが、これには少し無理があるように思う。ここ数年天候が不順で、昆虫たちが羽化する時期に戸惑っているのは事実のようだが・・・天体は天候に左右されることなく、昨日も南東の空に流星群だろうか、たくさんの星が流れていた。

at 11:08, オーナー, -

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何となく励まされたかな

 
被災者の方々が仮説住宅に次々と移り、最大12人が今は4人。先の見通しが全く立たない状況ではあったが、今はとにかく前向きに、みんなで明るくの気持ちで約3ヶ月生活を共にした。みんなの笑顔、心地の良い方言交じりの声。今はそれが無く、みんなで支えあってと思ってもその術が無い。そんな中、周りを山百合だらけにしたいと思って、種を取ることを目的に育てている山百合が一斉に咲き出した。人工香料のような強い香、遠めには白くて可憐そうだが、実は受粉、結実は間違いなしの強かな花の構造。何故だかフーテンの寅さんのマドンナ「リリ−」を思い出した。場末のクラブ周りの売れない歌手。あだ花のような汚れた艶やかさ、でも、真は純粋な・・・・・。浅丘るり子氏の好演もあって、寅さん最高のマドンナ「リリ−」、そんなことを我が家の山百合を見ていたら考えてしまった。私も今は寅さんになって、我が家の「リリ−」に励まされて、やってみようと思った。

at 16:05, オーナー, -

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