実りの秋

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毎年この時期に、ツルウメモドキの青い実のついたツルを採集に行きます。それでリ−スを作るのが最近の習い性になっています。しばらくすると果皮が弾けて真っ赤な実が現れ、果皮も黄色になり私のお気に入りになっているからです。時期を過ぎて、果皮が弾けてから採集すると実がこぼれリ−スのはなりません。我が家のアッシ−君がなかなか言うことを聞いてくれませんが、今年は素直で無事に手ごろのものを手に入れました。画像はそのとき目にしたツリバナの実が弾けたところ。このほかいろいろな木の実が見つけられて実りの秋を実感しました。生き物たちも実りの秋を喜んでいることでしょう。

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秋澄む

 
大陸の高気圧が清浄な空気を運んでくるのか、遠くまで視界が聞く。青空の涼風の中を泳ぐ雲がいかにも気持ちよさそうにという様子を眺めているとこちらの心にも清浄な風が流れてくる気がする。今回の連休を利用して訪れていただいた方の中には、この空気を夜も楽しんでくれたようで、天空に広がる天の川のきらめきにと、多くの流れ星との出会いを堪能したよう。秋は昼も、夜も忙しい季節なのです。

at 15:12, オーナー, -

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秋の主役

 
私にとっての秋の一押しは早稲沢のトウモロコシ。これに出会えただけでここに住んでよかったと思えるくらいの気持ちだ。大げさな物言いであるが、トウモロコシの話になるとついついテンションが揚がってしまう。昨日は台風でトウモロコシが倒壊しないか心配であったが、ご覧のように大丈夫だった。これで作るス−プは砂糖が入っているのかと思うくらい甘いし、爽やかな風味がなんともいえない。今年は猿や、熊の被害対策で、電気柵を設置したらしいので安心して、十分楽しめそう。後は気象次第。熊さん、猿さんには申し訳ないが、もろこしは人間様の食べ物です。

at 17:05, オーナー, -

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我が家に慣れて

 
昨年、村内大塩の農家から我が家にやって来た猿梨はl、我が家に根付く決意をしたのか、今年10個の実を付けた。大きさは大人の親指第一関節程度、形状はキ−ウィ−フルーツそのもの、割ってみると中もまったくキ−ウィ−。山に自然のものあり、もちろん生き物たちの大好物である。これを特産にしようと栽培を試み、収穫はあるのだが、小さい分食べるのに面倒であるし、味のインパクトに欠け、注目度は低い。実成りの愛らしさは、ご覧のようになかなかと思う。これからも我が家の一員として大切にしたい。もちろん完熟したら頂くつもりでもある。

at 16:12, オーナー, -

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銀好み

 
暦の上では今日が中秋の名月。月好みの足利義政は月を愛でるために銀閣を作ったそうだが、彼自身は完成を見ずに没した。彼ばかりでなく日本人は月齢ごとのつきに十六夜、立待ち、寝待、宵待ちなど様々な名をつけ楽しんだ。日本人の根底に、鮮やかに輝く金よりも、控えめな銀に共感できる心根があったからだろうか。強烈な自己主張をはしたない、協調を旨とする稲作民族の性かもしれない。こうこうと輝く望月よりも、他の月齢の月に心を寄せる心情は卑屈にさえ思える。自分もその性を受け継いだからか望月を好まないようだ。群雲でもあると良いのだが、仕方なく木の枝で少し隠してみた。先週家庭を訪問した我が家の被災者の方々も今日は月を愛でているだろうか。このやさしい光が心の傷を少しでも癒してくれることを願う。

at 22:30, オーナー, -

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実りの秋

 
この土地がお気に入りなのか、あまり手をかけてはいないのに我が家のブラックベリ−はたわわに実を付けてくれる。今年の冬は雪に多くの枝を痛めつけられて収穫は期待していなかったが、ご覧の通り実を付けてくれた。これで、この実が入ったチ−ズケ−キを楽しみにしているお客様にご提供できそう。でも例年の十分の一程度の収穫になるだろう。今年は雪対策をしっかりとして来年は思う存分実を付けさせてやりたい。もちろんお礼の肥料もたくさん上げるつもり。

at 18:04, オーナー, -

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こちらもお約束通り


例年我が家のフジバカマが咲くと、主にグランデコで生まれたアサギマダラが南に帰る前に立ち寄る。しかし、今年は立ちよりが遅く気をもんでいた。やっと来た、お約束通り。私も昨日、お約束通り、我が家を巣立った燕さんたちの仮設住宅を訪問した。八月の猛暑を無事乗り越えたか、不安を抱えながら声をかけると、皆さん晴れやかな顔で迎えてくれた。目の前しか見えないが、とにかく自立して生活している。その主体的な自信が皆さんに目を輝かし、背筋を伸ばさせている。適度な距離感を持ち、関わることも考慮しなくては思う。諸般の事情でまだ仮設住宅に入れず、避難先にいらっしゃる方々も早く自立した営みが少しは出来る状況が訪れたらよいとも思った。我が家を訪れた蝶たちも目を輝かし、背筋を伸ばし種の保存のために旅立っていくのだろう。

at 12:37, オーナー, -

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お約束通りに

 
今日の朝をもって二次非難の方が仮設住宅、借り上げ住宅にそれぞれ移っていった。今日からは自分の意思ですべてが決定できる生活が始まる。受け入れ施設としては、巣立ちを見送るツバメの親に似て、いくつもの感情が交錯し、人口音声のように頑張ってと言う以外に術が見つからない。これからどんな支援が必要か、できるか、自分が人として試される順番が回ってきた事でもある。季節は日常的に確実に巡り、花は咲き、蜂は花をめぐり、吸蜜し、糧を得る。被災した方々は日常を形成する歯車、あるいは動力を失った。その復旧は自らの手でする以外は無いのだが、我が家を巣立った燕さんたちの体、心の止まり木に成ることを宣言し、具体的な止まり木の形を作るのは私のすることである。お約束どおりに、季節は巡り、時は止まらないのだから、早く、急いで。

at 11:53, オーナー, -

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