切り取り

 
紅葉のこの時期、周りの景色を毎年のように美しく思う。(手前味噌の典型か)それを窓というフレ−ムで切ってみると違った趣を呈する。立ち居地によっても切り口は変わり、それもまた楽しい。画像は素直に窓枠、壁面に平行に観たもの。知り合いの日本画家は、作品を額装しないといった。額によって作品が変わってくるのが嫌だとのこと。窓枠を額のように装ったらとふと思った。日本建築の書院などは窓枠の形、材、障子の桟などを駆使していろいろと額装しているようにも思える。これも丸窓に切り取ったらなどと思いは広がり 止まらなくなってきた。

at 11:53, オーナー, -

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近頃のお約束のように

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紅葉も進み、我が家の楓も色づき始めた。客室のベッドの用意や掃除をするときに楓の色づきや、周りの空気にうつろう彼らの姿を見ているのが小さな楽しみになっている。おかげで仕事の方は全くはかどらないのですが。今日も小雨に濡れる葉の輝きに見とれて、気がついたら窓辺に座り込んで頬杖をついている始末です。この部屋からの画像の楓を楽しみにいらっしゃるお客様がいらっしゃるのが分かるような気がするひと時でありました。少しの言い訳を含んで・・・。

at 16:10, オーナー, -

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立ち居地

 
連休中に開催されたクラフト展で購入した草春窯、田崎宏氏作の白磁の小壷の我が家での居場所がやっと決まった。今までは、白磁のガラス質の冷たさを私の心は受け入れられずにいた。今回戸外に展示された作品は、明るく光を受け、自体の輝きを回りにやさしく平等に分け与えているように思えた。サイズも手ごろであったのか、輝きの量は控えめというか、押し付けがましくなく感じ、白磁は躊躇い無く、初めて心に入ってきた。画像では分からないが、くびれのところに釉薬が少し溜まり、淡青を帯びた白磁の趣もよい。彼の持ち味は、陽光の中で発揮されるので、スッポット的に陽光の入る場所を選んで、小棚をつけて立ち居地を決めてあげた。彼は満足しているのだろうかは不明であるが。次の機会には尺サイズのものを観て、影の部分の白磁を見てみたいとも思った。

at 17:30, オーナー, -

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生まれ変わって

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毎年10月に開催されている「うらばんだいクラフト展」が10回目を迎えて、伝統工芸の技を持った福島由来の若手作家にこだわって、福島から伝統工芸の技を、それ自身が、作品が持つ力を発信し、福島が、東北が元気になる一助になればとの思いで新展開をした。木工、陶芸、漆芸、日本画作家が伝統的技に裏打ちされた若い感覚の作品は、来訪者に驚きと、感動を与え、思いは十分に伝わったのではと思い、私も小さく拍手をしました。旦那は、まず乾漆の杯を、そして白磁の一輪挿し、画像にある三日月の一輪挿しをもとめたようです。旧知の日本画家の作品はほかの作品も見たいので、今回は見送ったとのこと。自分にまったく技のないくせに、民芸、工芸といった技に妙な興味を示す旦那はついていくのは大変だが、そこから力をいただいているのかと思えばそれは良いことなのだろう。

at 12:50, オーナー, -

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役割を終えて

 
周りの落葉樹の葉が、葉としての役割を終えて紅葉を始めている。そんな中、林床の草邑のなかにも役割を終えて紅葉しているものがあった。独活の花柄。花を支え、結実したものを、成熟、落果までずっと支え続けることが役割で、人の目にとまる事はない。小さな花の花柄が放射状に散っている姿は、それだけでも美しいのだが、役割を成し遂げたものだけが持つ、欺瞞、妥協、情実などとは縁のない孤高のすがすがしさが感じられ、思わず、「ご苦労様です」と無言で頭を垂れたくなる。

at 12:50, オーナー, -

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自薦秋の七草

 
昨日頭に浮かんだのは、手前の黄色の花「アキノキリンソウ」、黄色が麒麟草と似ているので麒麟草の名を頂戴したとのこと。麒麟草より先に発見されていたら、なんと言う名を頂戴したのか?と考えたら可笑しい。群生することなく、ちらほらと咲き、景色にくどくはならない黄色のアクセントを添える様子が何となく好ましく思える。さらに、ここでは、女郎花はほとんど見ることが出来ないので、代役をを果たしたらなんてことも思ったりする。

at 17:40, オーナー, -

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自薦秋の七草

 
我が住地は山郷なので所謂秋の七草のすべてが自生してはいない。そこで自生の七草候補を探してみた。画像は「ゴマナ」、キク科なので小菊より小さな頭花をたくさんつける。初秋の涼味を帯びた風に揺れる様は既存の七草たちと並んでも遜色ないと思うのだがいかがでしょうか。名の由来は葉がゴマの葉に似ているからだとのこと。花に由来したら、いま少し洒落た名になったろうにとも思う。次の候補はなんだろうかと次に思いを馳せるのはゴマナに失礼であろうかと思いつつも、早、次候補は何となく頭に浮かんでしまった。

at 13:08, オーナー, -

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出来上がり

 
青い実のまま採ったものが予定通り果皮が割れて、オレンジの果肉が花が開花したように現れた。果肉の味の良さでい生き物に種子を他所に運んでもらうものもあれば、見た目の美しさ、鮮やかさで生き物をひきつけて種子を運んでもらうものがあるのだろう。ツルウメモドキははどうやら後者のようでその艶やかさには人も驚く。人が自分を磨くとは、前者の行為なのか、それとも後者の行為なのかと余計な事を考えた。とにもかくにも、奥様は予定通りの出来上がりに満足のようだ。めでたしめでたし。

at 12:58, オーナー, -

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