連休中に開催されたクラフト展で購入した草春窯、田崎宏氏作の白磁の小壷の我が家での居場所がやっと決まった。今までは、白磁のガラス質の冷たさを私の心は受け入れられずにいた。今回戸外に展示された作品は、明るく光を受け、自体の輝きを回りにやさしく平等に分け与えているように思えた。サイズも手ごろであったのか、輝きの量は控えめというか、押し付けがましくなく感じ、白磁は躊躇い無く、初めて心に入ってきた。画像では分からないが、くびれのところに釉薬が少し溜まり、淡青を帯びた白磁の趣もよい。彼の持ち味は、陽光の中で発揮されるので、スッポット的に陽光の入る場所を選んで、小棚をつけて立ち居地を決めてあげた。彼は満足しているのだろうかは不明であるが。次の機会には尺サイズのものを観て、影の部分の白磁を見てみたいとも思った。