2011.11.25 Friday
冬のジャム二つ目
毎年この時期お客様のW氏から、とても立派な紅玉(りんご)をいただく。お客様には焼き林檎にして、バニラアイスをのせて食べていただいている。私の子供時代には生食用であった。名の通り、真っ赤で、将に林檎らしい林檎なのだが、水分が少なく、酸味も強いので、他の品種にとって変わられていった林檎ではあった。しかし、その短所が調理用としては、長所に変わり、林檎を調理して食するようになったこの時代人気が出てきている。しかし、生産農家は、紅玉を他の品種に変えたところが多く、生産量は少ないようだ。話がそれたが、食べきれないものは、ジャムにしている。皮をむくと酸化して色は良くない。昨年妻が皮付きのまま調理したら、皮の色が反映して、淡い桃色になってなかなかよい。私には、皮の食感が気になったので、今年は皮をむき、皮と芯は、別鍋で煮て、色と、ペクチンを抽出して加えたところ、色も、食感もなかなか良いものが出来た。画像には反映していないが、その淡い桃色と、紅玉の軽やかな酸味は、初冬に少し厚手のセ−タ−に衣替えをしたときの、少しだけ暖かい心地よさに似ていると思えた。