2012.02.23 Thursday
春隣
厳しかった寒さも2月になるとやや緩んだかのように思える。除雪にあけくれた体内センサ−が春を懸命に探しているようだ。例年より早く、木々の根本もご覧のように開けて来て春は早いのかもしれない。先日妻のお供で買い物に出かけたが、私は例の通り、本屋さんに直行。そこで買った本がなんと植物図鑑。まだ一面雪なのに少し早かろうと思うが、体が要求しているのだろうか。さて、その本が面白いのでちょっとご紹介。SoftBankCreativesサイエンス、アイ新書、森 昭彦著「身近な雑草の不思議」。キツリフネの項。我が家の露天風呂の周辺にも群落を作る彼女たちのこと。釣りをする小船に見立てられたツリフネソウの仲間で、花弁が黄色いものを言う。学名を翻訳すると「我慢できないから、私に触らないで」となる。種子が熟す頃になると、ちょっとした刺激があれば、ついこらえきれなくなってパチンと弾ける。・・・・とある。植物を身近に感じられる一編として推したいと思う。新書なので手軽に読めるが、電車内では避けたほうがよいと思う。突然襲ってくる爆笑はとめようがないから。