技と言うのはわざとらしいか

 
Sさん家のブル−ベリ−が今年も収穫期をむかえている。事後承諾で30粒ほど鳥になって啄ばんだ。画像では分かりにくいが、それぞれが大きく、大人の親指第一間節ほどの大きさがある。今回は昨年十分施肥をしたからだろうと本人は謙遜しているが、果実の栽培は剪定の技が大きく影響する。枝はブル−ベリ−の場合、数年に一度更新しなければならないし、花芽のつき具合を想定し、剪定しないと、花芽もつけずに徒長してしまう。今年の結果は技の賜物だろう。弘前城の桜が毎年見事に花をつけるのも、林檎農家の技があってのことだそうだ。桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿というくらい、桜は剪定を嫌うらしいのだが。我が家のサルナシは、見事に結実まで言ったが、その後、虫の攻撃にあい、今割り箸もって格闘している。剪定ではこれは凌げない。

at 10:29, オーナー, -

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心の変化が

 
我が家の山百合の蕾も膨らみ、間も無く開花の様子。我が家より少し早くいつも開花するものがあるので、曽於の様子を見に。するとトリアシショウマが斜面に花穂を垂れ、涼風に揺れている。百合のような香はないが、「私ってきれいでしょっ」ではなく、ひそめるという生き方に心がうなずいている。年を重ねるごとに人は、華美なものから落ち着いたものへ、動くものから動かないものに興味が移っていくらしいが、私も華美な百合から、ひそめるものに心が動いてきたということだろうか。だから何だということではあるが、肯ける心の容積が増えたと考えればそれはそれで歓迎したい心境。年を重ねることは新たな発見の道程ということで、良かった。

at 11:48, オーナー, -

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群雄割拠

 
昨日今日と露天風呂の掃除をした。沢が見えないほど草の丈が伸びているので、少しカットした。2ヶ月前にはやっと水芭蕉が咲いて、花が終わったと思っていると、九輪草が咲きだし、それから、あれよあれよという間にいろいろな植物が陽光を受けようと競い合っている。そんな中、そこそこの土地を占有し、涼しげな装いですまし顔に襟足、うなじをこれ見よがしの様は、浮世絵の美人画を思わせる、ヤマアジサイの艶姿。間抜け面で鼻の下を伸ばしつつのひと時。遠くでは「早く草を片付けて」の鋭い一言。つかの間の浮気心が癇にさわったのかも。

at 15:56, オーナー, -

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お見事?

 
今朝、お客様のお見送りに玄関から一歩踏み出すと足元に蛾の死骸を見つける。体長3センチほどの小さな姿だが、体の中心から羽の先に向かって見事なチャコ−ルグレイの見事なグラデ−ション、しかも、鱗粉がメタリックニ輝く。そして極めつけは蜜柑色の顔と羽の縁取り。蛾は、少数派のドクガ科のせいで、汚い、危険という親から声の教育の歴史の積み重ねにより、蛇と同様嫌われ者の先頭集団を走っている。現実には彼らの毛虫時代の毛や、成虫の鱗粉に毒のあるものはごく少数であるらしい。蛾はよくよく見ると見事な衣装のものがたくさんいる。夏の楽しみにあなたもいかがでしょうか。この後、彼は小さな蟻に引かれていった。

at 11:37, オーナー, -

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お待ちどう

 
ホタルブクロが咲いたのにホタルはやって来ないという思いが数日続いた。そうしたらやっと昨日、夜の気温が20℃を超えたのでホタルが出た。時々雨が降っていたので出ないかなと心配したが、彼らも満を持していたのだろう。雨にも負けず、宮沢賢治状態で小さな乱舞をしていた。これで役者がそろった事になりひと安心。「ホッ」

at 15:02, オーナー, -

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川のほとりで

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旦那が先日見た桑の実がそろそろ採り頃だとうるさい。今日は晴れたが、昨日の雨で濡れているだろうから気はすすまなかったが、大人の判断でついて行く。思いのほか快適にそこそこの収穫。常連さんのTちゃん、Yちゃんも一緒だったので楽しかった。虫になって完熟の実を求めて彷徨。すると、川のほとりに、こぶし大の泡の塊を幾つか見つける。モリアオガエルの卵塊。中には、卵、おたまじゃくしの姿は見あたらないので、昨日の雨を利用して、うまくおたまじゃくしは水中にダイブできたのだろう。水中で産卵するより樹上の方が、はるかに危険は少ないはず。モリアオガエルさん良く考えましたね。

at 13:56, オーナー, -

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なかなか手強い

 
3回目のハム作りが終わった。今回は初めて、肩ロ−スでなく、背ロ−スを部位に選ぶ。肩の方が肉の旨みは濃く、背ロ−スはパサつくと思うが、パサつき感は背油が補うだろうし、そして筋も少ないからと思い、なんとなく形に引かれての決定。今までチップの着火に炭を使っていたが、持続して燻煙を確保するのに空気量を調節するのに難しい。空気量を多くすると、炭はよく燃焼するが、温度が上昇する。少なければ当然の如く消えてしまう。そこで今回は、電熱器を使うことにした。安定した温度を確保できるとの判断。しかし、チップは炭化するが、燻煙はほとんど出ない。仕方なくチップを棒状に固めたものを使用。結果としてこれが良いようだ。着火面積を調節することで、燻煙の量、温度は管理できそう。まあそんなこんなで取り合えず、ハムらしい形のものが出来た。今回塩分量を0.5パ−セント多くしたが、そのほうが旨みを感じるように思う。次回もこの量に決定。画像の緑は、5月末に苗を植えたイタリアンパセリ。元気にここまで大きくなった。もうすぐ夏だ。

 

at 13:41, オーナー, -

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ほんとの摘まみ食い


散歩をしながら気になっていた物がある。それは桑の実。数年前にたまたま工事で止められた道路の反対車線側にたわわに実を付けたのを見てからのこと。子供時代に親の目を盗んで散々食べたことはあったが、存在すらすっかり忘れていた。散歩をするようになってから、以外にも身の回りにたくさんの桑があること発見。その実が少しづつ色づいて食べごろが気なっていた。雨を避けての梅雨の晴れ間、お目当ての木にご覧の通り完熟のものがちらほら。指先も舌もドドメ色にして子供に少しだけ返った。 

at 14:54, オーナー, -

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衝動買い

 
この時期、八百屋さんに新生姜がたくさん出回る。何色といっていいのか分からないが、赤紫の芽をちょこっとつけたあの姿を見るとついつい手が伸びる。ふだん酸味のあるものはほとんど口にしないし、果物、ジュ−スさえも手を伸ばすことはない。しかし、毎年、食べもしないガリを1瓶は作ってしまう。いつもはスライスしたものをそのまま甘酢に漬ける。そうすると、生姜に含まれる何かが甘酢と反応して、甘酢が淡い紅色に変わり、生姜自体やがて少し色づく。今年は、スライスしたものに薄塩をして、その後、3分程度茹で、水に晒しあく抜きをするというレシピを採用した。辛味は和らぎ、食感もダイレクトなカリッから、噛んだ瞬間16分休符の後カリッがやってきて、すこぶる品が良い。しかし残念ながら、ご覧の通り、紅色発色物質が茹でて晒したことにより変質、あるいは喪失したのか淡い紅色は無い。それでも、透明感を感じさせるこの色は、梅雨時の鬱陶しさを忘れさせてくれるように思う。衝動買いのわけはそんな所だろうか。

at 12:39, オーナー, -

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とんだ失敗

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埼玉に行ったついでに母親の用事で浅草に行った。旦那が暇していたので連れて行った。スカイツリ−見学でもするのかと思っていたら、テレビで散々見たからよいとのこと。用事が済むと、人形焼が食べたい、大黒屋の天丼が食べたい、佃煮が良い、散々つれまわされ、そして最後には手ぬぐいのショップを見つけ、ご覧のものを買わされた。気持ち悪いといったが、ヤモリは屋守につながり、家を守るのだから縁起物だとのことです。「好きにすれば」食べたい物をたべて(ダイエットなどはも早もはや蚊帳の外)、欲しいものを買って最後にはお腹がくちくなったのか、葛餅をお土産にするという。連れてこなきゃ良かった。後の祭り。祭りだからこの手ぬぐい鉢巻で何処かに繰り出してやろうかしら。全くもう、とんだ失敗。

at 15:42, オーナー, -

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