気分爽快

 
今年もスト−ブの薪が届いた。今年の材はほとんどが山桜と栗。山桜は曲げわっぱの接合部分の止めに使われるくらい皮が硬いので、いっきに割らないと皮が残って始末が悪い。残ってしまった皮は剥いで乾かすことにした。何かいたずらに使えないかと思っている。以前角館に行ったときに樺細工の技に魅せられたのでその思いが残っているのからも知れない。栗が薪としてきたのは初めてだが、木の質が粘りが少なく、縦の繊維が強いのか気持ちよく割れる。太いものでも矢を軽く打ち込んで、2キロのハンマ−を振り下ろすと、すぱっと割れる。あまり気持ちが良いのでついつい割りすぎて、薪が細かくなってしまった。栗の薪割りはすこぶる気持ちよい。今日は雪も降って気温も上がらず身も心も縮み勝ちであったが、栗のおかげで爽快爽快。

at 12:14, オーナー, -

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もう一つの晩秋

 
林間の中低木の紅葉が晩秋の趣であるとするならば、晩秋の味覚といったらこれだろう。「ムキタケ」傘の表面が薄皮のように剥けるのでこの名がある。きめの細かな上質な高野豆腐、そしてマシュマロのようなもちっとした食感、そして出汁というか豊富な旨み成分がある。けんちん汁や、たまねぎ、ベ−コンとともにバタ−ソテ−で、あるいはそれをス−プ仕立てにしたりしている。ほとんどのキノコが終わった頃の格別の味覚である。外観がツキヨタケと似ているが、割ってみたときに、付け根に黒いしみがあるかどうかで判別できるので心配は無い。雪の前に早く収穫しなくてはと気が逸る。

at 17:02, オーナー, -

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もう一つの秋

 
全山紅葉も初雪とともに終わり、枯野の様相を呈している。しかし、林間の中低木は、赤から黄まで様々な色をまとい、初冬ではない確かに晩秋を表現している。華やぎでない秋が将に今ここにある。少し気どってセンチメンタルになってみたい気もあるが似合いそうも無いことは分かっているのでさりげなく、いつも目の端に留めておくだけにしている。きっとそういった人は多いのだろう。いろいろな所にぽつぽつと人が立っている。きっとその木がお気に入りで、この時期に来ている人たちであろうと想像する。風景写真家は残り紅葉などというが、決して残りなどではない晩秋という名の紅葉なのだ。力を入れて言うことではないが、雪が降れば、たった1日終わってしまう儚さもあわせて、いとおしい奴なのでついついということか。

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少し遅れて

 
昨年も10月中には雪は降らなかったが、今年も少し遅れて今日初雪。下界は積雪にはならないが、吾妻山系は初冠雪。ご覧のように奥山は白一色、手前は紅葉という季節の変わり目ならではの景色。早く落葉しないで積雪になると、枝折れになるので少し心配。傍若無人に枝を伸ばして、他の木々の成長を阻害している木を咎めるという意味では、早く雪が来たほうが良いのかも。自然界は自然界の摂理に従うしかないのだからすべて受け入れるということか。我が家の餌台に昨日初めてシジュウカラが1羽やって来た。「こんなところに餌があるのか、ふ〜んどれどれ」という感じで2,3粒つまんで去っていった。蕎麦の実はお気に召さなかったのだろうか。自然の摂理に反するようなことはやめるべきかな。

at 14:28, オーナー, -

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