2013.05.30 Thursday
ゆれてゆれて
山桜が花弁を散らし、桜に湧いた早春の華やぎも過ぎ、森は緑の色見本を広げたような様子になっている。そんな中、修理桜が開花。一般的な桜とは似ても似つかわないような、房状の小花の集まりと、白い花色。桜の仲間の証拠は、樹皮と小花を見ると分かる。桜と名乗るのは遠慮して、白い色に甘んじているのかどうか。材は家具や、カウンターとして利用されるらしいが、ここにはそんな大きな木はない。彼らが梅雨の前の定まりにくい天候の中、風に揺れる様は、房である分風の抵抗を受け易いのか枝と共に揺れるため、レースのフリルをたっぷりと付けたウエディングドレスのように見える。なんて全くも縁のない想像してしまった。