今年もでか物

毎年茨城のお客様、鈴木氏から今年もでかすぎる栗が大量に届く。それをこれまた毎年、渋皮煮にしている。今年は実が入る時期の天候が悪く、実の数も少なく、糖度も足りないと言う事であったが、十分に糖度もあり、ご謙遜であったことが分かる。毎年採れたてをお送ってくれるので、鬼皮が柔らかく、作業がし易い。送り手の配慮がうかがえ、お送りいただいたものはもちろんだが、お気持ちだけでうれしくなる。秋空と、心地よい風と、茨城からの贈り物と、毎年同じことを繰り返すことができる、この日常に至福の時を感じる。身の丈に合った掌の幸福感が体に心地よく、そして染み入る。

at 12:20, オーナー, -

comments(0), trackbacks(0), pookmark

乾燥が楽しみ

私のヘアーデザイナー阿部ちゃんから突然、少し興奮気味の電話。「帰りによる」とのこと。なんの帰りだろうか。暫くして到着。少しテンション高め。車の中を覗くと、大量の「猪鼻」。山形では香茸ともいう香りの高い茸。福島では、傘の形状がイノシシの鼻に似ているのでこの名がある。乾燥させ、十分に香りが立つころに、一般的な混ぜご飯の具と炊き込み、混ぜご飯にする。出汁も十分に出るので、独特の香りと相まってすこぶるうまい。重さを量ってはないが、りゅうくに5杯分くらいある。これほどに大きいものも、量の多さも見たことない。本人も初めてであるらしいが、興奮の訳が良くわかる。大きいものを3株ほどいただいた。部屋干しにしている部屋に、猪鼻の香りが充満している。阿部ちゃんに感謝。

at 12:25, オーナー, -

comments(0), trackbacks(0), pookmark