先ずは一番に咲いてみました

 先週、いつもと違ってグリーンライン経由で郡山に行った。目的はきっと咲いているであろうマンサクを見るため。予想通り何本ものマンサクが花を咲かせていた。林のなかはまだ冬枯れの様相であるが、マンサクの花が春のやって来たことを教えてくれる。花自体は、枯れて花びらを殆ど落とした菊のなれの果てのようで目立ちはしないが、他に花のないこの時期はこの程度で十分なのだろう。

 花びらが小さくて、薄いのは気温が下がっても、水分が少なければ凍る心配がないからだろうと思う。だとしたら「お利口さん」と誉めてあげたい。そう言えば、春の妖精と言われるものは、カタムリにしても、フクジュソウにしても、花びらは頼りないほど薄い。

 この後のたのしみはクロモジの開花。花の量は多いが、花自体がすこぶる小さく、遠目には花であることを確認することも難しい。でも、その小ささが何とも好きだ。もうそろそろ、猪苗代から上がって来る道沿いにたくさん開花するはず。「たのしみ、たのしみ」。

at 13:19, オーナー, -

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実は

 実は我が家にもニワウチワがある。先日見に行った馬頭町の大群落には比べようも無いが。数年前に初めてあの大群落目の当たりにしてから、我が家にもと思い数株買ったが、環境が悪いのか風前の灯火状態。昨年別の場所で再挑戦した。

 一面の落ち葉の下から花芽が数輪顔を出したときは、ほっとした。画像のように今ではたくさんの花が元気に陽の光にゆれている。

 願わくば、このままこの場所で生き続けて欲しい。沢山増えて、群落になんて贅沢は言わない。最初のものがやっと生きている姿を見ると、みんなが枯れることなくいてくれればと思う。やく半年、雪の下で生を繋げてきた力に、毎春の事だが驚かされる、そして、感服させられる。 

at 12:20, オーナー, -

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間もなく盛り

 先日までとはうってかわり、雪が融けたら待ってましたと言わんばかりに、水芭蕉が開花した。白い花弁のように見えるのは、がくらしいが、美しいから花ということにしておきたい。

 清洌な雪融けの水との取り合わせは水芭蕉の定番だろう。私の好きなもうひとつは、彼らが夜、月光に照らされる姿、昼にみせる可憐さとうってかわり、透明感のない、濃い白は、妖艶さを纏ったものに見える、それ自体が好きなわけではないが、変化が楽しみ。月齢とうまく合ってくれて、快晴を期待。

at 21:08, オーナー, -

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成長点は元気のもと

 お客様の鈴木さんから、大量の筍が届いた。店売りのものは店頭に並ぶまで時間がかかるので、みずみずしさにかけ、手が延びない。鈴木さんのものは、採って直ぐに送ってくれたので、包丁がスッと入る。喜多方の米の購入農家福島さんに早速米ぬかを頂きに上がり、本日中に茹でた。

 筍は言わば新芽、成長点、延びようとするエネルギーの塊。これを体内に取り入れ自分を元気にしたい。当然お客様にもこの元気はお裾分けするつもり。食べ方種々だから、鈴木さんのご厚意に応えるのは私の仕事。定番にしようか、オリジナルにしようか。あまり引き出しのない私の頭のタンスを、隅から隅まで引っかきまわそう。

at 21:51, オーナー, -

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少しだけ

 緑の葉先と葉柄の色の組み合わせに惹かれて、昨年秋に思わず買ってしまった、しかし、栽培技術の稚拙さから、途中で枯らしてしまった。

 今年になって同じものを発見。不安はあったが挑戦することに。観賞用にと思っているので、プランターをつくり、今度は根をほぐし、切り戻し植栽。数日で自立しだしたようで一安心。

 先日、「ララランド」という映画を見た。画中の台詞に「小さな狂気」というのが気になった。和をもって尊し。協調性の権化のような農耕民族日本人は己に内在する狂気を、どうコントロールしているのだろうか。自身少しの狂気も感じられない。老いたということか。だとしたら、肉体に老いるということよりも悲しい事だ。

 この植物は「「スイスチャード」というらしい。この植物に感じる小さな狂気を頼りに自分に狂気の存在を確認できたらと思う。

 そのためには、しっかり育てなくては。

at 14:34, オーナー, -

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五月の空のこいのぼり

 季節柄あちこちの庭先に、元気にこいのぼりが泳いでいる。3男坊の身の上、私には金太郎の人形がひとつあるのみ。そんなことからか、こいのぼりにはちょっと思いがある。今やる気になれば出来ないこともないが、おとなげないし、我が家ではちょっと庭が狭すぎる。

 そんなことで、ちょっとづつ、五月飾りグッズを集めたりしている。今年手にいれたのは、ご近所で漆工房を営み始めた角田さんのこいのぼり絵皿。小さな皿の空をはみ出さんばかりに元気に泳いでいる。何の憂いもなく、今を、未来を信じて生きる、泳ぐ姿がきもちよい。

 「江戸っ子は、五月の空のこいのぼり。口先ばかりで、はらわたは無し。」の句をこの時期になると思い出す。自身もはらわたは無しと、あっけらかんと、日々過ごしたい。

at 13:57, オーナー, -

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今日も春のお仕事に

 丹波の芋を植え付けにいった帰り、栃木県二宮町でイチゴを買う。この地域は有名なイチゴの産地。そろそろ時期も終わる。そうすると形は不揃いだが、しっかりと熟したジャムにもってこいのものが出てくる。

 こんかい6キロほど購入。春のお客様提供するジャムを作るつもり。季節に合わせて種々なジャムを作るが、イチゴのジャムは食べ慣れてるせいか私の作るジャムトップスリーに入る人気もの。今回もお客様にとって想定外のものにならないようイチゴと相談しながの作業がこれから始まる。

at 18:46, オーナー, -

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やっと実現

 子供のころからとろろ芋が好きだった。自然薯、丹波芋、伊勢芋、手芋は、こくと、ねばりのある食感がたまならい。自然薯は採集が難しく、買うと、かなりの高値。栽培ものもあるが品質に納得がいかない。丹波芋、伊勢芋は直には買えない。手芋は、友人の飯塚さんの作るものが美味。

 何でもやってみたい性が、ホウムセンターで丹波芋の種芋を発見。友人の稲葉さんをたよることにした。畑の提供を快諾頂き、昨日一緒におてつだいいただき、実際には彼が畑の耕し、畝たて、施肥はすでにしてくれていた。後は、天皇陛下の田植えのように自らの作業は殆どなく、種芋を30センチ間隔で覆土6センチで埋めるだけの楽々農作業。さも自分がやったような達成感溢れる笑顔をうかべ、作業終了。途中、つい肥をしたり、蔓を這わせるねっとを立てたりの作業はあるが、10月下旬に葉が完全に枯れるのをサインに収穫するのみ。

 時期的に新米の時期。思いはすでに半年後に馳せている。「麦とろもたべなきゃ」。

at 15:45, オーナー, -

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新たな出会い

 ご近所のお年寄りから箒を頂いた。材料はホウキグサ。その方は、ホウキグサの紅葉が好きで、畑の回りに毎年育てているとのこと。それを冬前に刈り取り箒サイズにまとめて乾かし、玄関土間の掃き掃除に使っているとのこと。

 そのすこぶる軽い持ちごたえと、すこぶる柔らかい掃きごたえと、頼りなげとも思える感触を覆すすこぶる見事な掃きあがりに驚く。

 「持っていきな。」の声に遠慮したが、持ってこないとその方の自慢の品を否定することになるので頂いてきた。早速、薪を削ってハンドルをつけ、ご近所の奥さまにカバーをつけていただいた。それが画像です。

 ホウキグサのの箒。昔はこんな使い方をしていたから、ホウキグサの名があるのだろうか。これはお気に入り登録だろう。

at 13:18, オーナー, -

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目出度い

 露天風呂の回りの雪もすっかり融けた。すると気になるのが山芍薬。数年前に伊王野の道の駅で初めて出会い、その一重の白花の虜になる。以来数株づつかいたしている。多年草なので、春先に芽が出るか、不安と期待で、ドキドキしながら毎年覗くことになる。

 今年は大小取り混ぜて10個の芽を確認出来た。増えているのかどうかは定かではないが、全滅ではないことにほっとする。花の命は短い。愛でるのは数日でじかないが、開花を待ちわび、開花に歓声をあげるその時の高揚感は自分だけの誰にもわからない独りよがりのもの。わかってほしくはないし、わかってもらえないことが、これまた至福。

 365日の内、数日間、訳のわからない数日が間もなくやってくる。

at 14:41, オーナー, -

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