拾う神に巡り合って

 1泊2日で月山登山の予定で今日出掛けてきた。今日は羽黒山の宿坊泊の予定。鶴岡まで来たら、藤沢周平だろうと、記念館に行ってみると、なんと休館日。がっかりしつつも、気持ちは食欲にすぐに切り替わる。

 国道112号線沿いに道の駅のような「アグリ」というところで昼食。100円程度の小鉢が何種類もある。それらのどれもが、地元の夏野菜の和え物や煮物。私世代には懐かしいお袋の味というものに近い。つやひめのごはんも美味しく、落ち込んだ気持ちを拾ってくれる神様にであった気分。明日月山に登ったら、山の神様にお礼を言うつもり。

at 19:17, オーナー, -

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間もなく

 庭に秋の七草の一つ、フジバカマが咲き始めた。間もなく奄美に帰る旅の前にアサギマダラが栄養補給のためかたくさんやって来るはず。どこで情報を得て我が家にやって来るのだろうか。

 彼らにはなむけの言葉を掛けてやることが毎年の楽しみ。間もなくやって来る。早くこ〜い

at 17:28, オーナー, -

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知りませんでした

 八月も末、涼風が立ち、季節のうつろいを感じるようになった。露天風呂の沢際にミズヒキがたくさん咲きだした。30センチくらいの長い花穂をだし、数ミリの小さな小花を(正確にはつぼみ)を一列に並んでつけている。

 その花穂に並んだようすを水引とみたのだろう。今まで、「ああ、ミズヒキが咲いた」ですましていたが、今年、よくよく見ると、白い、肉眼で、はなの様子は確認できないくらいのサイズで開花していた。花をつけた梅の枝を思わせるようだった。つぼみが赤く、花は白いのだ。知らなかった。

at 11:23, オーナー, -

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凄わざ

 お客様、写真家鈴木一雄氏が主宰する写真クラブの会員さん、久保田友恵さん。氏と何度か撮影に訪れている。その方が画像の写真集を作った。

 頂いたものを拝見すると、タイトルの「最果ての氷界」のとおり被写体の多くは北極圏の無機質のものばかり。しかし、それらに、暖かいものを感じる。撮り手の気持ちがシャッターを通じて画像に表れるのだろう。あたたかい氷界であった。

 久保田さんが自分の興味感心に、ためらいなく進む姿、余生でなく、第二の人生の過ごし方は、凄技だ。

at 15:22, オーナー, -

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何の脈絡もなく

 7月の初め頃、カップ焼きそばを買った。特に理由はない。昔、職場の仲間といく雀荘で、カップ焼きそばがメニューにあり、スープがないので、邪魔にならないので食べた記憶はある。

 今頃になって何故か、考えても仕方ないので、とりあえず、手順通りに作る。昔の味を思い出す、30年以上たってもかわらない。

 先日新聞の広告欄で、画像の本を発見。やきそばつながりで、即購入。こういう遊びができることに感心。出版にこぎ着けた編集者にも感心。パロディであるので、オリジナルを知らなくて、我が身を笑う。

at 12:43, オーナー, -

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今ごろ、やっと、突然に

 7月初旬に画像の果実らしきものを見た。一般的な果実の形状とは全く違うので、果実かどうかも自信がなかった。

 前に、雑誌かなにかで見たような不確実な記憶はあった。しばらく時間がたったので変化があり、特定できるかもしれないと、今朝突然思った。すると突然に、「ハシバミ」という言葉が浮かんできた。忘れないうちにと思い、すぐに図鑑で確認。

 記憶の海の底深くにじっと沈んでいた記憶が、どういった脈絡からか、浮かんできたことに驚く。それほどつよい記憶であったはずもないのに。長い間人間やってると、色々な経験、記憶がどんなかたちで収納されているのか分かりようもないが、突然というかたちで、始末悪かったり、都合よくであったりと、生活のなかに出てくるのも楽しめるかもしれないと思うとなんか楽しい。

 この果実は、ツノハシバミというらしい。西洋ハシバミの果実は、ヘーゼルナッツとのこと。これも食べられるとのことなので、熟したら食べるつもり。

at 20:16, オーナー, -

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時間をかけて

 8月から、毎日新聞で、高村薫のれんさいがはじまった。マークスの山以来彼女のファンで、毎日が楽しみになった。

 初めは、紙面に限りのある新聞小説は展開がまだるっこくいらいらしていたが、遅筆な作家の久々の作品なので、美味しいものを味わいつつ、大事に食べる様なつもりで耐えるようにした。

 子供の頃理科の実験で見た、ビーカーの水のなかに硫酸銅の粒が下降しながら溶けていく様を彷彿させるように、言葉が私の稚拙な構造の頭のなかに、溶け落ちて来るような気がした。前段展開された情景描写は、あまりにも長く気だるくなってしまうような量と、微視的描写もあったにもかかわらず、たたみかけるような文体に我を忘れて、その情景のなかに自分の立ち居地をを探していた。

 創作にあたって、現地取材はほとんどしないという作家の描写はすごい。とにかく、毎日、大事に食べる、味わう時間ができた。

at 09:30, オーナー, -

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初物

 玄関先の漆の木が白い小花をたくさん総状につけている。そのなかに在ってはいけないものがいる。アサギマダラだ。彼らは裏磐梯では、ヨツバヒヨドリで吸蜜すると聞いている。彼らは2000キロ旅するが、それぞれ吸蜜する花が場所ごとに決まっているとも聞いている。

 今日のものは、それに合致しない。我が家ではまだヨツバヒヨドリが開花していない。吸蜜するものが少ないので、宗旨替えを仕方なくしたということか。お客様も珍しいらしく、さかんにスマホで画像を撮っていたにもかかわらず、飛び去る気配は全くなく吸蜜に懸命でいる。

 今年初のご対面に感激するも、その場所に驚いて、変な出会いに心の収まりが悪い。

at 13:29, オーナー, -

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初めてかもしれない

 ブルーベリーを摘もうかと行ってみると、枝の先に赤くない赤トンボが1匹とまっている。10年くらい前は、「佃煮にするくらい」という慣用句がつかえるくらい沢山の赤トンボが、避暑を目的に飛来した。

 しかし、最近は数が激減している。田んぼでの農薬の使用が原因ではともいわれているが、飛来地が変わったのかもしれない。それによって鳥の餌が減ってなどと、食物連鎖に影響があるのかもしれない。今読んでいる「ちょうるい学者だからって、鳥が好きだと思うなよ」という本の影響か、そんなことを思った。

at 16:16, オーナー, -

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季節がら

 庭に少しハーブを植えている。料理に使う目的はなく、それ自体が丈夫で、多年草ということで手間要らずが主たる理由。それにもまして、花をつけるが、園芸種のようににぎやかでないのが良いと思っている。

 隣にヤマユリが自己顕示欲の権化のように華やいでいるのと対照的で慎ましい。ちなみに、左から順にタンジー、オレガノ、カモミールである。オレガノだけは、トマトソースを作るときに使っている。思わぬ巧妙とでも言うのかな。

at 15:19, オーナー, -

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