は〜るよ来い

 2月初旬に、友人M氏よりいつものイヨカンが一箱、10キロ届いた。例年にない大雪で、毎日のように除雪に追われ、イヨカンの存在は全く失念していた。

 ここ数日、雪もおさまりホッとして思い出した。彼からの贈り物が我が家の春前の行事であることを。早速いつもの様に、外皮を刻み、程よく煮て、その後流水にさらして渋味を抜く。果肉は房から外して20%の砂糖を加え、外皮とともに煮詰める。画像はほぼ完成のところ。この爽やかな酸味と、仄かな渋味、さらにこのパステルの黄色が春めいて気に入っている。

 「は〜るよ来い」

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春よ来い。は〜やく来い。

 先週早々、ひな飾りがされていた。いつもは節句まぎわなのだが、今年は早い。婚期が気になる娘がいる訳でもないのに。

 今年は例年にない大雪で、何度も露天風呂の屋根の除雪にかりだされたり、雪に閉ざされて、BSアンテナが受信不能になったりと、雪に悩まされた分、春の訪れを乞う気持ちが強いのだと思う。

 最近、晴天が続き、太陽光度は高くなっているように思える。彼岸まで1ヶ月弱。春はもう少し。

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思いで

 冷蔵庫内の味噌がきれたので、味噌を擦ろうと探しに行く。すると、25年麦味噌と表記のパックが出てきた。毎年手作りの味噌を届けてくれる友人のもの。彼が今はほぼ入手困難の麦麹で仕込んだもの。前は今市警察署前の店にあったが、今はその店もない。ある種の貴重品ということかもしれない。

 4年前に彼が亡くなって、我が家には彼が今までに届けてくれた物を日々食べている。そろそろ無くなるので、1昨年冬自分で仕込んだ。今まで毎日のように、当たり前のように彼の味噌を食べてきたが、間もなくそれが終わると知らされた今日の麦味噌。長く残したい思いはあるが、日々熟成が進むのでそれは叶わない。今までの彼の行為に感謝しつつ、味わうことを忘れるなということだろう。

 

at 12:53, オーナー, -

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