未来はプリマドンナ

 露天風呂の前の沢に、いつの間にか沢山のミズバショウが開花した。春陽のせいか、今年はなにかはしゃいで見えた。

 バレエ教室のレッスン場で、小さな子供たちがレッスン前のひととき、それぞれの思いを胸に少しざわついているように見える。私は、付き添いの母親になったつもりで、我が子を見ている気分。(家の子が一番かわいい何て親バカを親バカを発揮しながら)子供たちはきっとプリマをみんなが夢見ているのだろう。だってみんな純粋で輝いているのだから。

at 17:08, オーナー, -

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2番手

 昨年の落ち葉の堆積のなかから、頼りなげな細い花柄を伸ばして花を咲かせたのはユキワリソウ。我が家に来て2年目の新参もの。イワウチワに次いでの開花。

 葉はこれからなのだろうが、彼らが落ち葉を掻き分け、十分に光合成を営んでくれることで、来年の開花が約束される。花を愛でながらも、彼らが我が家の一員として、一郭を占めてくれることを願う。

 辺りには間もなく開花するもの、力強く芽を出したものがいくつもある。古参、新参みんな頑張れ。

 

 

at 12:01, オーナー, -

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北国の春

 この時期コブシの花が咲きだす。落葉したままの木々のなかなので特に目立つ。千昌夫の「北国の春」の歌詞のままの世界だ。

 いつ頃までであったかは知らないが、香料の原料として花が商品として取引されたそうだ。この地域は戦後開拓の地で、入植した方々にとっては貴重な現金収入であったとのこと。

 今は化学的香料にとって変わられて需要はないと思っていたら、会津坂下町に香料として取り扱いをしている業者さんが1軒あるとのこと。多くの花からどのようにして、どれくらい香料が、といったことに興味が湧くが、我が手に余ることなので、おとなしく花を愛でることにする。

at 17:50, オーナー, -

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一番乗り

 雪が融け、シャクナゲノ雪囲いをはずした。窮屈そうにしていた枝葉が解放された喜びを少し感じたように見える。

 その足元の草花も地温の上昇を教えてくれるかのように、いろいろと芽を出し始めている。我が家にあるものはすべてが球根であったり、宿根草であるので、いつもの場所にいつもの奴が顔を出していないと心配。シラネアオイの発芽が疎らで気をもんでいると、すぐ下にあるイワウチワが数輪桃色の小花を咲かせ、きもちを和らげてくれた。

at 16:55, オーナー, -

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いろいろの春が

 

 昨日福島市に行った。鈴木一雄氏の写真展が開催されていたことと、長谷川利行への再来が目的。それぞれ十分に堪能した。

 途中にリンゴ、ナシ、モモ、サクランボの果樹園がある。(さすがのフルーツ王国を標榜する所以と思う。)先週は何もなかった果樹園が今は沢山のサクラ色、白色、桃色の花盛り。色々の春が一度にまとまってやって来るのだ福島は。

 帰りに吾妻小富士の残雪、「種まきウサギ」は昨晩の降雪で形は不鮮明。少し春は遠退いたのかもしれない。

at 11:32, オーナー, -

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久しぶりに

 所用で郡山に出掛けた帰りに、グリーンラインをとおる。この時期、私のなかでは、もっとも早いクロモジの開花がお目当て。猪苗代に見事な大群落があるが、早さに勝るこちらを愛でることにしている。

 しかし、時期尚早のよう。少し気落ちして車を進めると、路傍の中木に疎らな、しかも小さなパステル色の黄色が目に留まる。もしかして、やはりマンサク。春になるとまず咲くからマンサク。前は、近所のカーブの所に1本だけあったが、いつの間にか目にしなくなって久しい。

 本当に久しぶりのライブマンサク。儚げな様子に来年の出会いを願い、励ましたつもり。いつの間にか元気少し戻る。

at 20:03, オーナー, -

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今年も可憐に勢揃い

 栃木県馬頭に、今年もイワウチハを見に行った。地元の方々が群生地を大切に守っている。八溝杉の山南斜面斜面一面、イワウチハが占めている。可憐な薄桃色の小花が一様に春風に揺れる様は紅葉手の幼子が一斉に手を振っているようにも思え、思わず顔がほころぶ。この感覚が味わいたくて毎年訪れているのかもしれない。

 道中の栃木県は、サクラ、ウメ、コブシ、ナノハナなど春の定番がフルキャストでお出迎えというおまけまでついて、心も体も春霞みのように望洋として心地よい。

at 20:31, オーナー, -

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むこうからやって来た

 昨年見に行った長谷川利行がまとまって福島県立美術館にやって来た。前宣伝が不十分なのか、利行さん作品に人気がないのか人は少ない。

 映像で見た作品「少女」に見せられ、今回も足を運んだが、目の当たりにする作品の多くは、アトリエを持たず、現場で、大作は野外の塀にカンバスを打ち付けて描いたという。彼は時間をかけずに作品は産み出されている。しかし、私には細密描写に思える。筆と絵の具の重なりは、対象をそのまま写すことにことでなく、彼を通して写される。その手法があの形なのだろう。輪郭線があるものも、無いものもに隠れてている輪郭線も、稚拙に見えるが、それ以外にはあり得ない輪郭線に思える。短時間で、細密描写を(私見だが)可能にする画家の力に驚かされる。

at 17:32, オーナー, -

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