待ちに待った日が

 地元早稲沢のトウモロコシが盛りを迎えた。(地元では糖麦という)寒暖の差が大きく、夜間の気温が下がるからか、とにかく糖度が高い。これに出会えて、ここに住んで良かったと思うくらいだ。

 今日はいつもの直売所が店を開けたので、早速買いに行く。あるだけ、57本すべてを実を削いだら画像の量。バターとともに蒸し煮にしたタマネギと一緒に水を加えて蒸し煮を続ける。それからあ〜して、こ〜してコーンポタージュにする。

 今年も秋の楽しみのひとつが始まった。

at 20:12, オーナー, -

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二度目の開花か

 ヤマシャクヤクの鞘が割れて、熟した実が顔を出した。春の白い清楚な、そして薄くて透けるほどの儚げな花弁を揺らす花の姿からは全く想像できない見事な果実の固まりは、妖艶な花のように見える。

 この変化には驚くばかりだが、この実は地の落ち、来春には必ず発芽するだろうと思える逞しさもうかがえて、生きる、世代をつなぐ生物の力に圧倒される秋でもある。

 ブナも沢山の実を落とし、世代を繋ごうとしている。そして他の生物には生きる糧としても役立ち、世代更新の名脇役も演じる。

 それにしてもブナの実はうまい。

at 17:29, オーナー, -

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今年もまた

 埼玉加須市の友人から無花果が10キロ届いた。ジャムにする。

 皮を剥いた無花果はオフホワイトから淡い黄緑になる果皮にちかいところの果肉、そして甘味を蓄えた、小さな種を沢山抱えた、濃い煉瓦色の中央の果肉の色の取り合わせは、毎年その美しさ、配色の妙に時々手が止まる。

 残念なことに、この妙は、加熱することによって煉瓦色1色に染まる。美味しいジャムのために犠牲になるものがある。何かの犠牲によって成立するものが沢山あるものだ。「それにしても、きれいだね」と、今年もため息が出た。

at 12:03, オーナー, -

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今年もいつも通りに

 フジバカマが開花した。きっとそのうちにやって来るだろうと思っていたら、寸暇を待たずにといって良いくらいの早さでアサギマダラがやって来た。彼らを呼ぶためだなく、秋の七草を身近にとの思いからだった。露天風呂のところにオミナエシも咲き、今年はキキョウもあいまって秋の装いが少し、バージョンアップということかと自画自賛。

 アサギマダラは副産物ではあるが、毎年の来訪が重なると、いつの間にか、期待をするようになる。同じ個体が来るわけではないが、「また来たね」と、声をかけてしまう。人生大きな変化があるような世代ではないので、日々の小さな変化に心が高鳴る。これくらいの高鳴りがちょうど良い。高鳴りも中くらいなる蝶ひらり。ということです。

at 17:23, オーナー, -

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