雪の被害

露天風呂に行くスロ−プの途中に鋳物で作った灯篭を置いている。道標型に,雪見灯篭型の傘をのせたミスマッチの形をしている。10年ほど前に高山に囲炉裏の五徳を探しに行った折にある鋳物メ−か−で求めた物。小豆島の「二十四の瞳」のブロンズ像や浅草六区の映画俳優の手形を手がけたりとなかなかの仕事をしている。1時間くらいかけて工場長が案内をしてくれ小物を少し買い、恐縮しながら帰ろうとしたとき、事務所の植え込みの中にこれを発見した。形がミスマッチのことが気になりながらも、長年の風雪のを経た枯れ具合というか、錆色がなんともよく、売り物ではないものを交渉の結果手に入れた。その辺にさりげなく転がしておいて、周囲と一体となって朽ちていく風情になったらと思っていた。昨年、今年と雪の重みで傘が割れた。昨年は知り合いに点付けでしてもらった。しかし今年はしっかりと修復しなくては自分の思いも軽くなってしまうと思い直し、金属加工の会社を経営し、裏磐梯に遊ぶ元お客様(今は別荘を建ている)S氏に修復を依頼した。鋳物は溶接できるか確約は出来ないよと言いながら、ア−クで溶接してくれた。その接合のラインの錆色が熱変化し、芸をしている。彼には「破れ笠」と命名し、仲良く暮らそう。雪の被害の功罪は功ということだ。

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いつも変わらずあなたは「えらい」。


今年の春は3,4月の低温がたたり例年より桜を初めとして植物の開花が遅く、未だに植物の芽吹きは無く、冬枯れの状態。11月の肌を刺す空気でなく、南よりの風の冬枯れ状態は興ざめを絵に描いたようです。そんな中、我が家の露天風呂前の水芭蕉は律義に時期を違わず開花し、お客様の目を(心もかな)楽しませている。我が家の季節スタッフとして大いに接客サ−ビスに努めていると言うわけでもあります。今年は少し生意気に水面への彼らの映り込みをとらえて見ようなどと試みましたが中途半端に切れているところは、私らしいアバウトさでやや興ざめと言う次第でもあります。ごめんなさい。

at 15:39, オーナー, オーナー便り

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春の設え

 
端午の節句を前に多少の季節感をと思い、季節らしい設えと思い立つ。相変わらずの思いつき、なんと時間は23時過ぎ。先日桧原漁協の研修旅行で訪れた伊勢で買い求めた縮緬鯉幟セット。(三男坊には自分の人形や鯉幟などは無いので衝動買い)。手前の木彫りの筍は高山を訪れたときに、櫟の一刀彫の工房で求めたもの。別に茶道や香道などといった日本の「道」のつくものには全く縁は無い。実家の家業が陶器屋だったことに機縁するわけではないのだが、香炉、香合、水滴などと言った意匠を凝らした遊び心のある小さな物に惹かれる癖かあるようだ。その癖一端が今回は覗いたという次第です。

at 23:02, オーナー, オーナー便り

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続春のジャム


一晩砂糖に漬けて果汁を出したものを強火で一気に仕上げた。昨年はレモンの果汁が少なく色抜けが若干あったが、今年はレモンの量を倍にしたので色抜けも無く、砂糖の艶出し効果とあいまって鮮やかなルビ−色に仕上げられた。見た目は満足。問題は味だが、甘さがひつこくなるのを嫌い、いつもは砂糖を総量の20パ−セント以内に留めているが、レモンの量が増えたので25パ−セントにした。その分やはりすっきり感に難があるが、とりあえず自己採点は75点と言うことにした。 

at 14:53, オーナー, オーナー便り

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春のジャム

 
八百屋さんに頼んでおいたイチゴがやっと入荷した。県内鏡石町の平成苺というブランドのもの。ジャムにするには適度の酸味が欲しいのだが最近の苺の主流派は甘系と言われるもので望みのものがなかなかない。これはスッきりとした甘味と酸味のバランスが良い。素材は申し分ないので後は私の技術の問題と言うこと。イチゴジャムはジャムの定番中の定番であるのでお客様の舌も厳しい。泣き言を言うわけではないのだがあまり造りたくは無い。一晩砂糖に漬けて果汁をだして強火でいっきに仕上げてみよう。明日という日に幸いあれということ。ひたすら弱気であります。材料が良いといつも生産者に対して敬虔にという思いが強くいつも弱気になってしまうのであります。

at 15:33, オーナー, オーナー便り

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スプリングエフェメラルその4

 
実は前回記事の日にカタクリの群落も発見。開花の数が十分でなかったので、少し時間をおいてみたら、今回この通り。カタクリはこの場所を含め3箇所の群落になっている。下川前のこの地は畑と共同墓地がある里山の生活感がそのまま伝わってくる地で、そこに福寿草、カタクリ、菊咲きイチゲが生息している。管理された園地や、栽培された物が植栽された公園でなく、全くの自然の中に、里人に見守れながら自分で生き、里人に季節の喜びをお返しとして提供する。人と植物たちの今にしては贅沢な営みが今も繰り返されている地であります。来訪者としては、ちょっとだけ里人気分でしばしの贅沢時間を頂戴いたしました。「ごちそうさま」。

at 18:35, オーナー, オーナー便り

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スプリングエフェメラルその3

 
17日にこの時期にしては珍しいほどの大雪になった。下川前の福寿草にも雪がかかって、福寿草定番のショットが得られるだろうととの思い出かけた。しかし、春の淡雪はすでに無く、光沢のあるパラフィン紙のような群落中のたくさんの花びらが陽光にきらきらと輝き、彼らの思惑通りでもあるのだが、陽光独り占めをしていた。生育している場所は集落の墓地が一部含まれる。その中にかなりの歴史を経た一画に多くの五輪塔がある。それとのマッチングもいいのだが大きさに差がありすぎ、画像にするには技術を超える。我が墓標にとは思わないが、庭先にひとつ欲しくなる愛らしさに惹かれてしまう。

at 13:22, オーナー, オーナー便り

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僕も春一番をやってます

 
今日は春からいっきに冬に逆戻り、除雪車が出動した。春の足音に背中を押され一斉に顔を出した植物たちは寒さに震えていることであろう。それにしても彼は用意周到、冬芽の固い殻が割れると暖かな綿毛を身にまとっている。これなら今日のように季節が逆戻りしても安心ということ。他の木々が茂る前にいち早く芽吹き陽光を独り占めして、成長を遂げるためには温度変化のリスクを背負わなくてはならない彼は上手にリスク回避の術を身に着けた。「えらい。」

at 19:21, オーナー, オーナー便り

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私のお気に入り

 
この時期、早春というのだろうか、裏磐梯の周囲の山々が雪解けを始める頃、道の駅を過ぎてR459を喜多方方面に走り、トンネルを抜けるとこの景色が顔を出す。未だ冠雪のままの明るい陽に輝く飯豊山。この雪は山形県置賜地域、喜多方地域の大切な生活、農業の水として使われてきた。山頂に鎮座する飯豊権現は農業の神として深い信仰を集め、そこまでの道は参詣の信者が撒く神米で道が白くなるほどであったそうだ。これから本格的に農作業が始まる時期、遠く見上げる農業用水を供給してくれるこの山は確かに神々しくもあり、思わず感謝と畏敬の念て、首をたれ、手を合わせ、これからの農作業の無事と、秋の収穫を祈りたくなったであろうことは想像に難くない。これから新緑の山々を従える飯豊山、早苗の植えられた田越しに望む飯豊山。私のお気に入り。私は何を願い首をたれ、手を合わせるのであろうか。今回は再会の感動だけで呆然自失の呈であった。

at 18:33, オーナー, オーナー便り

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スプリングエフェメラル その2

 
風はまだ冷たいが春めいた日差しに背中を押され、食い意地ももちろん手伝って、今年の蕗味噌レシピも決まったので、我が村内大塩地区にフキノトウを採りに行く。段々畑の法面にやわらかくて大きなものがたくさん顔を出している。少し疲れて春の小川ともいえない畦際の小さな水路の水面がきらきらと光踊っている。里山の春かくありなん、と独りごちていると菊咲きイチゲがの群落が少し開花。フキノトウとのツウショットとちょっと遊んでみた次第です。

at 18:58, オーナー, オーナー便り

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